Rasより下流シグナル伝達

1.Raf(MAPK)経路

こちらを参考に。

2.PI3キナーゼ(PI3K)経路(下の図ではorの上の方のルート)

参考↓

リン脂質中にはホスファチジルイノシトール(PI)という脂質が含まれている。これには水酸化基が5個もある。PIP2PIの4,5位がリン酸化されたものである。

PI3kinase(PI3K)phosphatidyl-inositol-3-kinaseであり、PIの3位のOH基をリン酸化する。

PI3キナーゼによりリン酸化されてPIP2からPIP3になる。

 

さて、低分子量G蛋白のRasはこのPI3Kと結合し活性化させる。

  1. PIがリン酸化されてPIP2になる。
  2. PI3KRasと結合し、活性化。
  3. PIP2PI3Kによりリン酸されPIP3
  4. PIP3Akt(プロテインキナーゼB:PKB)などの分子にシグナルを伝達

3.Ral-GEF経路