polymerase chain reactionの略で,目的とする遺伝子領域を何回も何回も複製して観察しやすいようにする方法である。
材料は
鋳型となるDNA
DNAプライマー(これが増幅したい領域の目印になる)
DNAポリメラーゼ(これがないとDNAは複製できない)
①まず2本鎖を解く(95℃)
②一本鎖DNAと DNAプライマーを結合させる。(アニーリング)(60℃)
このプライマーは増幅したい領域の両端に相補的な配列を持つ。よってプライマー同士で増幅した領域を挟むことで,増幅したい領域の両端を定義している。
③DNAポリメラーゼにより伸長
④二サイクル目に突入。
このサイクルを繰り返すと、DNA断片はどんどん短くなっていき,やがて、増幅したい領域と同じ長さになることがわかる。