鏡像異性体とジアステレオマー

不斉炭素原子

炭素原子にそれぞれ4つ異なる分子が結合している炭素を不斉炭素原子という。

不斉炭素原子のうち2分子を入れ替えると、立体構造が変わり、重ねることはできない。

鏡像異性体

また、鏡に写した分子型も同様に重ねることはできない。これを鏡像異性体という。

ジアステレオマー

さらに、鏡像異性体ではないが、不斉炭素原子に結合している2分子の位置を入れ替えたものをジアステレオマーという。

異性体の個数

結局、不斉炭素原子がn個あれば、異性体の数は2n個あることになる。

異性体の誤解

以下、私が個人的にん?となった異性体に関する事項を書く。

まず、不斉炭素原子を構成する2分子をくるっと入れ替えることはできない。

これを入れ替えると上述の鏡像異性体かジアステレオマーになる。

しかし、一重結合を中心軸に回転はできる

大事なのは、分子の相対的位置は不変ということ!!

つまり分子の並びは時計回りにABCなら、回転させてもABCになるはずだ。

これがACBとかになったらこれはもう異性体となる。